きたぞ!われらの推しトラマン ウルトラマンX
2021年08月18日
私の両親が共に特撮好きだったこともあり、 小さい頃から流行りのアニメよりウルトラマンの方が好きでした。
昔のウルトラマンの名前は言えるのに、流行りのアニメのキャラはまったく知らず、周りの子と話が合わない……なんてことが多くありました。
「男の子向けの番組を女の子が見るなんてダサい」、「子供向けの番組が好きだなんてダサい」、といった周りの空気に押され、特撮が好きだということを同級生の前では言えず、そして歳を重ねるにつれ徐々に番組を見たり、イベントに行ったりすることが減っていきました。
時は流れ私が大人になった頃、長く新作品が無かったウルトラシリーズに新しいヒーローが誕生すると知り、再び放送を見るようになりました。
大人になってから久しぶりに見たウルトラマンは、ドラマとしてのストーリーはもちろん、特撮の技術もとても進歩していて、私は坂道を転がるようにあっという間に"沼"へと引きずり込まれたのでした。
ウルトラマンX(ウルトラマンエックス)とは
2015年に全22話(総集編を含めると全25話)放送されたウルトラシリーズです。
ウルトラマンエックスとはその番組に出てくるヒーローで、とってもカッコいいのでその魅力をお伝えしていこうと思います。
唯一無二のサイバーウルトラマン
物語は、本来の肉体を失いデータと化してしまったエックスが、主人公・大空大地(演じるのは高橋健介さん)と出会うところから始まります。
出会うと言ってもデータ化してしまっているので、変身アイテムであるデバイス『エクスデバイザー』にデータとして入った、というような状態です。
エクスデバイザーから現れるエックスのスパークドールズ(人形)のデータを読み込むと一時的に実体化(=ユナイト)します。
エックス自身の意思はあるので、普段はこのエクスデバイザーの中にいて、このデバイザーを通して大地と会話をします。
ウルトラマンと変身者とが明確に分かれていて、お互いに会話をしあう、というのは実は数あるウルトラシリーズの中でも珍しいほうで、戦闘中も掛け合いがあるなど、"バディ"という要素が強く出ている作品です。
このエックスがとにかくよく喋るウルトラマンで(エックスのCVは中村悠一さん)、自身がいるデバイザーを裏返されると「何も見えない!」と焦ったり、デリカシーに欠けた発言をするなど、ちょっと抜けた一面が垣間見えて、カッコいいだけじゃない、愛されるキャラクターになっています。
モンスアーマー
ウルトラマンエックスの最大の特徴は、なんといってもモンスアーマーという怪獣の能力が備わった鎧を纏って戦うところです。
他ヒーローの、いわゆる"タイプチェンジ"にあたるもので、強靭な防御力を誇るゴモラアーマー、電撃技が使えるエレキングアーマーなどそれぞれに特性があり、状況に応じて換装されます。
個人的にはベムスターアーマーという盾になるアーマーがイチオシで、敵が放った光線を吸収し撃ち返すというトンデモ能力があり、その一連の流れがめちゃくちゃカッコいいんです!
実はこの『ウルトラマンX』という作品が発表された当初、アーマーを纏ったウルトラマンの姿を見て「ウルトラマンが鎧を纏うとか無いわぁ……」と、マイナスな印象だったんです。
それがその活躍を見ているうちにカッコよさにどんどん惹かれ、エックス自身のキャラクター性も相まって今ではすっかり推しのヒーローになってしまいました。
ベータスパークアーマー
先述のアーマーの中でも特にお気に入り、というか私がウルトラマンエックスというヒーローに心を奪われたのが、ベータスパークアーマーという劇場版に登場した姿です。
モンスアーマーが怪獣の力を備えているのに対し、このベータスパークアーマーというのは初代ウルトラマンとウルトラマンティガの2人のウルトラマンの力が宿ったアーマーになります。
ベータスパークソードと呼ばれる剣状の武器を備えているんですが、この見た目が甲冑を纏った騎士のようで、夜景をバックに戦う姿が迫力満点なんです。
またサイバーウイングという光の羽根を展開し他のウルトラマンにパワーを分け与えることができるのですが、このサイバーウイングを広げた時があまりにも美しくて、このシーンは一番のお気に入りです。
余談ですが、私の自分への誕生日プレゼントとしてSakaseru様で推し花を作って頂いたんですが、このベータスパークアーマーのエックスをモチーフにしてもらいました。
それくらい大好きです。
とにかく一度見て!
エックスの好きなところをひたすら述べてきましたが、本編も劇場版も王道のストーリーで特撮やCG合成なんかも素晴らしく、初めての方も見やすいと思います。
ストーリーは王道ですが、防衛隊XIOの活動に密着した回だったり、ラスボスは"無"という存在だったり(このラスボスが襲撃するシーンがまたとんでもなく恐ろしいのです。大人になってから見てもトラウマ物)と、これまでとはひと味もふた味も違う魅力が満載です。
敵を倒さない決め技ザナディウム光線の各回の演出方法や、CGと実写の境目のない合成技術、怪獣から逃げる人からの視点で撮られた映像など、ちびっこはもちろん大人でも十分楽しめる作品になってます。
私の言葉でこの魅力は書ききれないので、YouTubeの配信もされてますし、ぜひ一度騙されたと思って見てみてください。
YouTubeリンク
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