目撃せよ!予測不可能俳優“平野良さん”の魅力
2021年09月01日
俳優・平野良さん。
彼のユニークな才能は観客を魅了してやまない。観る度に聴く度に新たな一面を発見してうれしくなる。
今日は計り知れない魅力を持つ彼をご紹介したい。
演劇人として
彼は現在、舞台作品を中心に活躍している。ストレートプレイからミュージカル、2.5次元やオリジナル作品まで、その出演ジャンルは多岐にわたる。その出演作品に触れれば、ジャンルの垣根を越えて彼独自の芝居を創出していることがわかるだろう。
彼の芝居からは「役への説得力」と「物語への吸引力」の二つを強く感じる。
「役への説得力」をとくに顕著に感じるのが、2.5次元舞台だ。既に原作で構築されたキャラクターの核心を掴み、彼独自の表現で舞台上に顕現させる。原作と違ったアプローチと感じることもあるが、それはおそらく舞台で人間が動いて表現したとき、よりその人物の核心に近づくために必要な変更だと感じる。そう表現するんだ!という発見が嬉しいし、なによりキャラクターが「生きている」と感じさせてくれる。
「物語への吸引力」をより感じられるのは「ハンサム落語」シリーズであろう。2人組の掛け合いで古典落語を演じる作品である。落語であるから“サゲ”に向かった一本のストーリーラインが求められるが、これを絶対に途切れさせず、相方のテンションや言葉を拾いつつ、見事なコンビネーションで収束させていく。物語吸い込まれるような感覚がある。時々脚本にはなさそうな別のエピソードを潜り込ませて、本筋と共に完結させたりすることもあり恐ろしい。
この二つの柱、よくよく観ればどの作品からも感じられるのである。これが彼の芝居だ。
その芝居を、さらに研鑽して現場でさらに磨いてレベルアップし、それを次の現場で活かしながらもっともっと高みへ登っていく。
成長と表現するのもおこがましい、いっそ個体内進化である。ポテンシャルが未知数である。
俳優としてどこまで行ってしまうのか。どこまででも行ってくれという気持ちだ。予測不可能とする所以はここにある。
また、2019年には自身が原案をオリジナル作品「BIRTHDAY」にて演出家としてデビューしている。作品には、彼が今まで俳優として培ってした力がそこここにちりばめられていた。出演はしていないが、彼らしい場面に出会う度、内心ニヤリとしていた記憶がある。今のところ次の演出の予定は聞かないが、もし今後があるとしたらこちらも全力で応援したい。
演劇人として観客に何を見せてくれるんだろう。とにかくワクワクさせてくれる俳優、それが平野良さんである。
エンターテイナーとして
演劇にとどまらず、番組MCやレポーターなど、幅広く才能を発揮している。
MCを務めるWEB配信の番組「平野良のおもいッきり木曜日」(キャストサイズチャンネル)は、既に7年目の中盤に差し掛かった。ゲストとのトークや、視聴者から送られたハガキやメールを読んで楽しむ番組である。辛辣な舌鋒が小気味よい回もあれば、教育番組よろしく人生勉強になる回もある。こちらを視聴すれば彼の濃いめの個性に出会えるだろう。
また、日テレプラスで毎月最新回が放送される「2.5次元ナビ!」で本格MCとして就任して4年、めきめきと人の魅力を引き出すトークを繰り広げている。
tvk「カナフルTV」では不定期ではあるが、レポーターとして活躍している。食レポの際の独特の言葉選びが楽しい。聞いたことがない表現だけど、なんかわかる!それが彼のコメントの素敵なところだ。
芝居同様、これらもそれぞれの現場で培ったメソッドを他の番組で活かし…と螺旋状に天井知らずに魅力がアップしていく。
演劇にとどまらない、エンターテイナーとしてのこれからの活躍からも目が離せない。
サウナーとして
数年前にサウナに魅了されたようだ。
先述した番組やイベントトークにて、サウナの良さをたくさん聞いてきたように感じる。感銘を受けたこと、有名どころ(聖地)を訪れたことをSNSにレポートをしてくれる。
さらに、SNSに載せられる稽古場や楽屋写真から察するに、現場ではサウナTシャツを愛用している。その写真を撮る。写真に映る。そうすることでサウナを応援している。
愛だ。愛を感じる。大きな愛である。
いつかサウナ関係のお仕事で輝く彼を目にすることができたなら、ファンとしても幸せである。サウナについて語っている彼の瞳は少年のようにキラキラと輝いているのだから。
最後に
才能や魅力で溢れかえっている平野さん。
ここではとても紹介しきれないが、いちファン目線に移った彼の姿を少しでもお伝えできていれば幸いだ。
平野さんを既に応援している皆様も。
そうでない皆様も。
福袋みたいにいっぱい詰まっていて、予測不可能でワクワクする、その存在を目撃して欲しい。
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