「本当にやってよかった」 多くの想いを束ねた“スバ友の会”

2020年10月27日

カラフルながらも、優しい色合わせのこちらのスタンド花(フラスタ)。イラストレーターであり、Vtuberとしてもご活躍される、しぐれうい先生の個展に贈られたお花です。
企画に集まった人数はなんと158人。参加する一口の金額は100円からと少額だったにも関わらず、35,700円にも登りました。





[minsaka(ミンサカ)]を使って、主催の方がどのようにして、これほど多くの方の信頼を得て、企画の成功に至ったのか。
その流れや背景について、主催のスバ友の会(@subatomonokai)運営のコンツィー(@gt_conchan)様にお伺いしました。

【今回のインタビューの主催様/企画について】
■【スバ友の会】しぐれうい先生初個展のお祝い【Subaru fans.】
 https://www.sakaseru.jp/mina/event/b230efca40f28b989df57c0be334d1a7
■送り先:イラストレーター(兼 Vtuber)しぐれうい先生個展「雨天決行」
■贈ったもの:スタンド花(フラスタ)
■参加金額:100円から
■最終参加人数:158人
■最終金額:35,700円

――この度はインタビューにお答え頂き、大切な機会に「minsaka(ミンサカ)」をご利用頂きありがとうございます。
なぜ今回は、「minsaka」をご利用頂けることになったのでしょうか。


理由はいくつかありますが、
・手数料が安いこと
・海外からの入金ができること
・一口の金額が100円からと少額で設定できること
などの理由で決めました。

もともと、集金の方法を色々検討している中で、候補の一つとして知りました。

最初はクラウドファンディング大手のCAMPFIREを考えていたのですが、CAMPFIREは海外からの入金ができなかったんです。
しぐれうい先生は海外のファンも多く、できれば海外からも沢山参加してもらえたらと思っていたので、これが大きかったですね。

――minsakaを使用頂いた際の、具体的な企画の流れを教えて下さい。

個展の開催が8月に発表されて、「お花でも送った方がいいのかな」なんて話をTwitter上でしました。そのツイート自体は軽い気持ちだったのですが、それに対し、フォロワーさんからいいねを貰ったりして、意外に反響があって。自分が言い出しっぺですし、うい先生の夢である個展をお祝いしたいと思ったので「やってみるか」と。

呟いたのと同じ日、会場へお花を贈って良いか問い合わせて了承を頂きましたので、まずは「フラスタ」そのものについて調べはじめました。どういうところに頼んだらいいのか、個展にはどんなお花が相応しいのか……というような内容です。

集金の方法について検討しはじめたのはその後で、人から教えて貰ったり、自分で調べたりしました。
minsakaを知った後も、「怪しいサイトではないか」「運営会社はどのようなところか」など、信頼に値するサービスかどうかは可能な限り調べてから決めました。

またフラスタの調査と並行して、企画用Twitterアカウントを開設し、企画概要をまとめてツイートしました。





その後、
・企画の詳細詰め
・海外のファンへのアプローチ
を並行して進め、企画の詳細についてはminsakaとは別のサービスで企画ページを立てました。ページを作った2日後にはminsakaの企画申請をし、更にその次の日にはお花の発注を済ませています。

――お花を贈っても良いかどうかの確認が8月28日、minsakaの申請が9月1日、と非常にスピーディに進めていらっしゃった印象です。
これまでこういったお花企画の主催をしたことがあるのですか?


今回以外、ファン企画主催の経験はありません。
他の方の企画やSakaseruさんのコラムを参考にスケジュールを組んで、それに沿って動いていった感じです。

――初めての主催に不安は無かったですか?

特になかったです。「なんとかなるだろう!」と思っていました。

――先程、海外のファンにも参加してもらいたい、というお話がありました。それはどうしてですか?

Vtuberとしても活動するしぐれうい先生ですが、Vtuberというのは世界中にファンがいるので、海外の方もお祝いしたい気持ち、こういう企画に参加したい気持ちは同じなのではないかなと思っていたからです。実際企画をしていて、「海外にはこういう企画の話は回って来ないんだよ」と喜んで貰えたりもしました。

また今回は、海外の方に限らず「多くの人に参加してもらいたい」という気持ちで企画を進めていました。金額の多寡ではなく、なるべく多くの人の想いを、うい先生に届けたいという気持ちです。

――海外の方に参加してもらうために、どのような工夫をしましたか?

まず、ミンサカの企画概要文に英文を載せました。
有志の方が機械翻訳を使いつつ、英訳してくれました。

そして、海外のフォロワーさんへ直接DMを送って、海外サイトにこの企画を知らせてもらうようお願いしました。ありがたいことに動いて下さって、英語圏や中国語圏、韓国語圏のWebサイトに企画概要を翻訳して掲載して頂きました。

参加してくれた海外の方から英語でDMが来たりもしましたが、「まだやっているか」とか、「支払い方法に◎◎は使えないか」など、難しい問い合わせではなかったので、機械翻訳でなんとかなりました。

お陰で全体の参加者さん158人のうち、2割程度が海外の方でした。

――多くの方のお金を預かるというのは、責任も大きくなると思います。
企画主催をする上で、大切にしていたことはありますか?


特に意識していたことが2つあります。
1つ目は「企画を主催者だけの物にしない」です。

お花をただ贈るだけなら簡単です。
集金などせずに自分で全額負担してお花屋さんに頼めばいいんです。
でも、私は「うい先生をお祝いしたい」という同じ想いを持っているみんなでお花を贈りたかった。

お花を贈るのが目的ではなく、
「みんなの想いを束ねて、お花として贈る」事こそが私の目的でした。
なので「参加者全員で企画をしている」という意識を常に持っていました。

2つ目は「とにかく信頼してもらう」です。

1つ目の理由から今回の企画はたくさんの人に知ってもらって、想いを同じくしている方にはドンドン参加してもらいたかった。でも、私は新参ですし実績も無い。そんな得体のしれない人間の企画には普通参加してもらえません。
なので、信頼に繋がる事は何でもやろうと思いました。

なるべく企画内容は詳細まで記載して、明細等は無加工で日時が載るようにし、進捗もなるべくこまめにお知らせするようにしていました。

他にも色々としましたが、もう少し工夫があればもっと参加者は増えたかもしれません…自分の力不足を感じましたね。でも、勉強になりました!

――実際、企画開始から毎日、状況をツイートしていらっしゃいましたね。

そうですね。
信頼してもらうためというのと、参加してくれたみんなが楽しめるようにしたいと思っていたんです。お金を預かって終わりではなく、みんなで企画をやっているんだ、というのを皆さんに感じて欲しくて。

――素敵です…!!
ちなみに、一口100円での参加は、minsakaで設定できる最小金額です。お金が集まらなかったらどうしよう、という気持ちはありませんでしたか?


その不安はなかったですね。足りなければ私が補填すれば良いと思ってましたし、先ほどの理由からとにかくたくさんの方に参加してもらいたかったので、1口100円で設定させてもらいました。逆に余ってしまったらどうしよう、と思っていました。
色々お花を見ているうちに、今回自分が考えているお花は、2〜5万円くらいの価格帯だな、と感じました。なので、5万円程度であれば全部お花に支払おうと思っていましたが、もしそれ以上になったら、と。

まあ、最初からスーパーチャットで投げ銭かな、とは考えていましたが。

――結果、無事、ちょうどよい金額が集まったのですね。
その皆さんから預かったお金でご注文下さった、お花に込めた想いを教えて下さい。


「個展開催おめでとうございます」「このキャラクター(大空スバルさん)を生み出してくれてありがとうございます」という気持ちです。
なのでお花の色味はスバルさんの色合いで、また、個展はあくまでうい先生の作品が主役なので、派手なお花にはならないようお願いしました。

うい先生の夢である個展開催をお祝いしながら、これまでの感謝を伝えたいと思いました。

――お花の配送完了連絡を受け、完成写真を見て、どう感じましたか?

「無事届いたんだ」ということや、「お花も綺麗だな」「会場の雰囲気やスバルの色味とも合っていてよかった」、そんな風に感じました。

また、参加した皆さんに喜んでもらえてよかったなと思いました。自分自身は実際にお花を見ることはできなかったのですが、現地に行った方々からも写真をもらって、みんなのお花が会場に置かれていることが嬉しかったです。

――今回、お花の企画をしてよかったですか?

本当にやってよかったと思います。
うい先生にも喜んでもらえて、配信でもお花について触れて下さって、それを国内外の参加者の皆さんがすごく喜んでいたので、私も嬉しかったです。色々勉強にもなりました。

――また、企画主催を迷っている人に声を掛けるとしたら、どのような言葉になるでしょうか。

「大丈夫! なんとかなる!」と伝えたいです。
私自身はそんな大したことしたとは全く思ってないですし、Sakaseruさんが全部やってくれるので!

――素敵なお話、ありがとうございました!

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