プリザーブドフラワーとは?どのくらい日持ちするか、保存方法を解説します。
2024年01月11日
バラや紫陽花など、生のお花とは変わらない外観を持つにも関わらず、枯れること無く長持ちするお花の事を指します。
お花の美しさを保ちつつ、枯れないことから、「ずっと飾って貰えるギフト」として人気です。こちらのコラムでは、プリザーブドフラワーの特徴から相場、保存方法までご紹介致します。
目次
プリザーブドフラワーの特徴
プリザーブドフラワーは「Preserved(保存された)」「Flower(お花)」を組み合わせた事が由来となります。
バラやアジサイ等、本物の生のお花が一番美しい時期に、元々のお花の色味を抜き取り、専用の染色液で染め上げたプリザーブドフラワーは、加工の過程によりお花が枯れること無く、長い間飾って楽しむことが出来ます。生のお花が持つ花粉や香りはありません。
脱色した花びらを染色液で染める事から、自然界には存在しないお色味を楽しむことも出来ます。
また、加工に手間と時間が掛かりますので単価が高く、ある程度のボリューム感を出したギフトを贈りたい場合、生のお花等と比べ価格が高くなる傾向にあります。
プリザーブドフラワーとドライフラワーの違い
良く、プリザーブドフラワーとドライフラワーを混同されるお客様がいらっしゃいますので、それぞれのお花の違いに関しまして簡単にご説明を致します。
プリザーブドフラワーとは
生のお花を脱色した上で、専用の染色液で染め上げた、長い間楽しむことの出来るお花です。鑑賞期間は5年以上と長く発色も良いことから、「色鮮やかで長持ちするギフト」を贈りたい方にお勧めです。
また、プリザーブドフラワーに加工するまでの手間と時間が掛かりますので、その分生のお花やドライフラワー等に比べ、単価の高い商品となります。
ドライフラワーとは
生のお花を乾燥させた(枯れさせた)お花の事を指します。お花は乾燥させると、色味が茶色くなったり、色合いが濃くなる等、独特の表情を見せてくれます。プリザーブドフラワーとは異なり、人工的な染色は行わないため、自然のお花が枯れた表情を楽しむことができます。また、既に乾燥(枯れ)している為、それ以上のお花の劣化も少なく、長く楽しむことが出来ます。
色味や雰囲気の特徴から「アンティークな風合いで長持ちするギフト」を贈りたい方にお勧めです。
プリザーブドフラワーの相場
プリザーブドフラワーは、5,000〜20,000円が相場となります。
プリザーブドフラワーは加工するまでの手間と時間が掛かりますので、その分生のお花やドライフラワー等に比べ、一輪あたりの単価が高くなります。
ギフトとして贈られる場合、プリザーブドフラワーを何輪も束ねて一つのギフトとなりますので、結果として相場が他のお花よりも高くなります。
プリザーブドフラワーを贈る時に注意すべき事
プリザーブドフラワーは長持ちするお花だからこそ、注意すべき事があります。
生のお花と異なり、お花が枯れずお届け先様に残り続けますので、お届け先様の雰囲気に合ったお色味や雰囲気のお花を贈る事がポイントになります。
・開店お祝いのお花であれば、お店の雰囲気に合ったお花を贈る。
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ずっと残るギフトだからこそ、お届け先さまに長く大切にされるお花を贈る事を、是非意識してみて下さい。
お手入れや、長持ちさせる保存方法
プリザーブドフラワーを長持ちさせる方法は次の2点になります。
湿度の低い場所に保管する
プリザーブドフラワーは染色させたお花になりますので、湿度が高い場所に置くと、プリザーブドフラワーの染色液が染み出てきてしまうことがあります。
湿度の低い場所に保管することで、染色に影響のない状態で保つことが出来ます。
直射日光が当たらない場所に保管する
直射日光が当たることで、染色液の色が抜けてしまいます。
直射日光が当たらない場所に保管すると、美しいお色味を長く保つことが出来ます。
以上お伝えさせて頂きましたが、湿度が低く直射日光が当たらない場所に保管するのが難しい場合も多々あると思います。加えて、どれだけ長く保存してもお花の鑑賞がしづらかったりするのであれば、折角のお花の意味がありません。
ですので、リビングや玄関、寝室など、日頃お花を楽しめる空間に置くことをお勧め致します。
プリザーブドフラワーとして使えるお花と使えないお花
長持ちして発色の良いプリザーブドフラワーですが、加工の都合上、プリザーブドフラワーとして使えるお花と使えないお花が存在します。
プリザーブドフラワーとして使えるお花
バラやアジサイ等、元々の花びらにある程度厚みがあり、丈夫なお花は加工に適しているため、プリザーブドフラワーとして使用出来ます。
プリザーブドフラワーとして使えないお花
桜や梅等、元々の花びらが薄いお花は、加工時点で破損してしまうため、プリザーブドフラワーとして使用出来ません。
また、ユリ等花びらの大きなお花に関しても、花びら全体を加工することが困難な為、プリザーブドフラワーとして使用出来ません。
プリザーブドフラワーとして使用出来ないお花を、どうしても使われたい場合は、生花やアーティフィシャルフラワー(造花)でお作りさせていただく事をご提案しております。
※特定のお花のご指定はお引き受け出来かねてしまう事が御座いますので、予めご了承下さい。
プリザーブドフラワーの商品事例
プリザーブドフラワーは、生のお花とは異なり、独自の発色や長期間保管出来る特徴があります。
そんな特徴を活かした商品事例を最後にご紹介致します。
是非、プリザーブドフラワーの可能性を楽しんで頂ければ幸いです。
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この記事を監修した人
株式会社Sakaseru代表取締役
小尾龍太郎
1982年生まれ。プログラマーとしてドワンゴやmixi等のIT企業に従事した後、新宿の花屋をITの力で立て直し、六本木の花屋フラワーキッチンを設立。より良い花贈りを実現する為2015年株式会社Sakaseruを起業する。 詳しく見る
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2024年12月03日
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