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公演のお花贈りでご確認いただきたい6つの事

公演のお花贈りでご確認いただきたい6つの事

2021年07月06日

こんにちは。
Sakaseru代表の小尾です。

ここ最近大変ありがたいことに、ご公演の楽屋花やフラスタのご用命が増えて参りました。
一方で、コロナの状況下残念ながらコロナ前と異なり、お花を受け付けて頂けない公演なども増えて参りました。

それに伴い、お金を支払いお花をご用命頂いたにも関わらず、私達が納品した際にお花を断られてしまう事も現に起こってしまっております。
こちらのコラムでは、今までお花贈りをしたことがないけれども、お花贈りをしてみたい方。
公演再開に伴い、久々にお花贈りをされたい方を対象に、公演のお花贈りでご確認頂きたい6つの事をまとめました。

Sakaseru以外のお花屋さんでご注文頂く際にも、より良いお花贈りが出来ますので、是非ご相談やご注文前に目を通して頂けますと最祝です。



ご確認頂きたい6つの事



- レギュレーション(一番大事なポイントです)
- お花の回収
- 装飾品
- お花の指定
- 染め
- ロゴを型どったお花



レギュレーション



レギュレーションとは、公演の運営会社様、或いは公演会場様が取り決めたお花受け入れのルールのことを指します。
例えば、下記のようなレギュレーションが一般的に多いです。
「スタンド花の高さは180cm以内でお願いします。」
「スタンド花は回収を発注先の業者にお願いします。」

最近はコロナの影響で「お祝い花を一切受け付けません。」と明記してある公演も残念ながら増えて来ました。
お祝い花を受け付けない公演にも関わらず、納品先でスタッフの方にお花を断られるケースも最近出てきてしまいました。
その場合は、仕入れから制作まで全て完了しておりますので、大変恐縮ながらご返金は出来かねてしまいます。
お金を支払ったにも関わらず、お花を贈れなかった。
この様な残念な体験はお客様同様、私達も大変残念な事ですので、是非事前に公演のレギュレーションをご確認下さい。

また稀に、「バルーンや過度な装飾を控えるよう」レギュレーションが決められていることも御座います。
ご公演の雰囲気や、会場の導線を鑑みての事かと存じます。
過度な装飾がどの範囲か中々分かりづらい部分もあると思いますが、例えば大きなぬいぐるみや、玩具の剣や等身大のパネルがそれに当たります。もし、お客様ご自身で判断が難しい場合、是非私達にご相談下さい。どの様なお花がお勧めか、喜んでご提案をさせて頂きます。



レギュレーションはどこで確認すれば良いですか?



多くの場合レギュレーションはご公演のURL、或いはご公演のTwitterアカウントに明記されています。
もし明記されておらず、お花を贈られたい場合は、お問い合わせ窓口から担当の方にお問い合わせ頂くのが確実です。
連絡がつかず、贈れるのか否か判断が出来かねてしまいます場合も、お手数おかけしてしまい申し訳御座いません。レギュレーションが把握できた状態にてお花をご用命お願い致します。



お花の回収に関しまして



レギュレーションにお花の回収が必須と記載がある場合、スタンド花・楽屋(アレンジ)花共に回収が必須となります。
スタンド花は納品と回収がセットになった商品ですので、私達Sakaseruは100%回収をさせて頂きますし、送料に回収費用も含まれています。
一方で、楽屋花は基本的に回収を行っておりません。
例えば、都内のアトリエから地方に楽屋花を贈る際は、宅配業者様を通じてお花をお届け致します。
回収に掛かる交通費や人件費をお支払い頂いたり、回収のスケジュールを組むことは現実的ではありません。
私達の都合で、申し訳御座いません。

例外として、同公演にスタンド花の納品が御座います場合、スタンド花の回収とともに楽屋花を回収させて頂くことも出来る場合が御座います。是非楽屋花の回収が必須のご公演におかれましても、一度ご相談頂けましたら幸いでございます。



装飾品に関しまして



オリジナルパネルや等身大パネル、その他装飾品は、お届けご希望日の3日前までに送付をお願いしております。
理由としましては、お送り頂きました大切な装飾品のお色味や世界観に合わせてお花の仕入れや制作が可能であるからです。
お花の仕入れは月水金の3日間に行われます。3日前までにお送り頂けましたら、お花の仕入れに間に合いますので、何卒よろしくお願い致します。



装飾品は返却して貰えますか?



まず、お花も装飾品も、公演に納品・ギフトする物になりますので、厳密に言えばお花も装飾品も贈り先の所有物になります。
例えば、誰かにギフトをした後、ギフトの一部を返してほしい、といった状況は中々ありませんよね。

ここまでは厳密な話になるのですが、現実のお花贈りでは回収可能なお花に限り、お約束は出来ないものの回収出来たら返却をさせて頂くことが可能です。
確約が出来ないのは、例えば演者様がパネルをお持ち帰りになられたり、何かしらの事象で装飾品が無くなってしまうことがあるからです。確約が出来ず大変心苦しいのですが、何卒ご理解頂けましたら幸いでございます。



お花の指定に関しまして



結論から申し上げますと、仕入れの観点からお入れ出来るお花と出来ないお花が存在します。
勿論特定のお花をお入れ出来ない場合は、代わりのアイディアをご提案させて頂きますので、そちらの前提でお読み頂ければ幸いでございます。

沢山想いの込められたお花のご用命は、花言葉に応じたお花、ゲームなどのコンテンツに因んだ特定のお花のご指定を頂戴することが多いです。私達もその全てにお応えさせて頂きたいのですが、それはとても難しいことであることを、是非ご理解頂けましたら幸いでございます。

まず、お花は「切り花」と呼ばれるお花を仕入れ、フラスタや楽屋花を制作します。
切り花は農家の方の育てられたお花が市場や仲卸に流通するのですが、そもそも切り花として生産・流通されていないお花が存在します。そういったお花は手に入れることが出来ませんので、お入れすることが出来ません。

また、バラやガーベラなど、通年流通しているお花であれば問題なくお入れすることが出来るのですが、チューリップや、アルストロメリア等、通年流通していなかったり市場に流通している可能性が無いお花はお入れ出来ない可能性が出てきます。

流通しているかしていないかは、季節性の事もありますが、需要の有無によって決まることも多いです。
農家の方は売れないお花を出荷するよりも、売れるお花を出荷するほうがメリットが大きいため、バラなど一般的なお花であれば生産するメリットも大きくなる。そういった具合です。

とはいえ、どのお花が流通していて、どの花を入れることが出来るのか、そんな事は一般的な知識では御座いませんので、是非一度ご相談頂ければ幸いでございます。



染めのお花に関しまして



染めが必要そうなお色味のご用命は、3日前までのご注文をお願い出来ればより美しい染めのお花をご用意可能です。
まず、染めが必要なお色味か否か、一般的な知識では御座いませんので、下記に染めの必要な一例をお伝え致します。
・ブルー(自然の色味では無さそうなブルー)
・黒
・グレー
・エメラルドグリーン
・ゴールド
・シルバー
・その他自然界に存在しない色
特に、ご公演のお花のご用命で多いのが何と言っても「ブルー」「黒」になります。
ブルーのお花はデルフィニウムやブルースターといったお花が自然のブルーのお花として存在するのですが、価格が高かったり、時期によっては出荷されていないこともあり、簡単に入手出来るお花ではありません。
黒に近いお花も自然界には存在しますが、あくまでも近いだけで真っ黒ではありません。
こんな時に「染め」を行います。
お花の茎から染色液を吸わせたり、ラッカーでお花にスプレーしたりします。
染色液を吸わせるのは時間の掛かることですし、ラッカーでスプレーしたとしても、乾いて色が落ち着くまでに時間がかかりますので、急なご用意が難しいことが御座います。
ですので、3日間お日にちが余裕があれば染も美しく出来ますので、何卒よろしくお願い致します。



ロゴを型どったお花に関しまして



ロゴを型どったお花は1週間前までのご注文をお願い致します。
Sakaseruでは可愛らしいキャラクターや、ゲームのロゴを型どったお花のご用命も多く頂戴致します。
実は、ロゴのお花と、その他楽屋花・フラスタでは制作に掛かるコストが異なって参ります。

ロゴのお花は、商品に対して密度の高いお花で再現をさせて頂くため、加工のお時間も掛かりますし、お花の量も活けるだけの商品とは異なり、多くなって参ります。

結果的に制作時間が長くなり、お花の仕入れに伴うご予算も増えて参ります。

ご相談やご用命時に、制作や仕入れに対してご予算が低い場合、追加のご予算をご提示させて頂く事も御座いますので、その際は何卒ご検討頂けましたら幸いでございます。

一方で、ロゴのお花は時間も予算も掛かる商品になりますが、例えばプレートにロゴやキャラクターをプリントした物であれば通常の楽屋花・フラスタと同様のご予算でお作り可能ですので、是非代替案としてお考え下さい。



最後に



今回のコラムでは花屋都合の事を沢山述べてしまい、大変申し訳ございません。
折角ご公演の機会が増えてきた状況で、こちらのコラムを見てくださる一人ひとりの方に、よりワクワクするお花贈りの体験をご提供したい、その一心で書かせて頂きました。

コラムを書くにあたって、改めてお花が一般的な存在ではないことを認識しましたし、
私達Sakaseruが、些細な事であったとしてもよりお花贈りが身近になる発信をして行こうと強く思うことが出来ました。

ご公演のお花贈りのお役に立つことが出来れば幸せなことです。

SakaseruのTwitterでは、「応援する人を応援する」を大切に、日々ご公演の贈り物に関してのツイートをしておりますので、是非フォローもして頂ければ光栄です。

株式会社Sakaseru
代表取締役
小尾 龍太郎

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