2022年12月31日
今年も一年、Sakaseruをご利用頂きまして、本当にありがとうございます。
Sakaseru代表の小尾です。
早いもので今年2022年も終わりが近づいて来ました。
今年もSakaseruをご利用頂けるお客様一人ひとりに支えられ、成長をさせて頂きました。
今年も一年間、大切な想いを託して頂き、本当にありがとうございます。
今年最後のコラムは、皆さまへのお礼と、僕たちSakaseruが大切にしている事をお伝えさせて頂きます。
webサービスと聞くと、何だか合理的で機械的なイメージを持たれる方もいらっしゃると思います。
現に僕自身は合理的なことが好きですし、コンピュータに仕事をさせるメリットを日々享受しています。
しかし、合理性やITはあくまでも「お客様に喜んで頂く」目的を達成するための手段でしかありません。
Sakaseruは2015年10月に会社を立ち上げてから、一環して「想い」や「あたたかさ」を大切にしています。
創業当初は、各地でプレゼンする際の最初の言葉が「愛と想いのwebサービスです。」でした。
文面にすると少し気恥ずかしいかもしれませんが、サービス立ち上げから7年以上経った今、会社の状況や外部環境が変わったとしても、大切な事は変わらず「想い」なのだと日々実感しています。
特に、Sakaseruが扱っているお花は、
①農家さんが大切に育てたお花を
②市場の方がお花屋さんに一生懸命売り
③お花屋さんが想いを込めて束ねて
④お客様にお届けする
この様な流れで価値が届けられますので、その全ての工程に人と、人の想いが関わっています。
インターネットや配送のインフラが整備される前は、これら全ての事が現地で行われていました。
Sakaseruはその消費行動をITに置き換えただけのサービスとも言えます。
一見シンプルな事に見えますが、リアルで起きていることをITに置き換えることがどれだけ難しい事か、7年間サービスを運用する今も日々実感しています。
それでも僕たちがこのテーマに取り組み続けるのは、「インターネットであっても想いを届ける価値」を提供させて頂きたいからです。
・Sakaseruスタッフやフラワーデザイナーの対応
・お客様の想いが込められた作品事例
・お客様のご意見のご掲載(良いことも悪いことも)
・Sakaseruスタッフのコラム執筆
こういった事を地道に一歩一歩継続してきたことで、少しずつ「想いを届ける」サービスとして輪郭がはっきりしてきました。
そして、これら全ての事は、Sakaseruをご利用頂ける皆さま一人ひとりがいるからこそ実現できていることです。
大切な想いを託して頂き、信じて頂けるからこそ、最高の形で価値を提供させて頂きたい。
僕たちの原動力にもなっています。
皆さまには感謝しか御座いません。
本当にありがとうございます。
Sakaseruは元々僕が六本木の花屋で働いていた際に感じた課題を解決するために立ち上げたサービスでした。
花屋で働く前は、IT企業で長らく務めていましたので、花業界の実情を知った時に自分の持っているITのスキルで何とか課題解決出来ないかと思ったのが、サービス立ち上げのきっかけです。
当時、僕自身が感じた花業界の課題が「長時間の肉体労働に対して賃金が見合ってないのではないか」といった事でした。
※これはあくまでも僕が触れ合ってきたお花屋さんや、自身が働いていた花屋を通じて感じた事ですから、全てのお花屋さんがそうでない事は予めお伝えさせて頂きます。
まだ空が暗い内に起床し、お花を仕入れに行く。
手に負担の掛かるお花の処理を続け、お花が弱らないよう冬は暖房をつけられず、夜遅くまで閉店処理を行い、売れなかったお花は破棄をする。
そして、薄給。
スタッフも早い段階で辞めてしまう方が居ましたし、このままでは若い方が花業界に夢をみて職に就く事も出来ないのではないかと思いました。
一方で、花業界が提供している商品をみると、鉢に入った胡蝶蘭をそのまま販売していたり、デザインの進化が見られない商品が多かったり、贈り物の選択肢がお花以外にも沢山ある中で、お花が選ばれる理由が時代と共に希薄化しているのでは無いかとも思いました。
しかし、お花には他のギフトには無い特性を持っています。
それは、想いを込めてお花を贈ることで、オンリーワンのギフトになることです。
お届け先様の雰囲気に合わせた、色合わせや香り。
束ねられた花に付けられた花言葉等、お花だからこそ実現できることが存在します。
それを形にするのがSakaseruのフラワーデザイナーです。
フラワーデザイナーが予めデザインしたお花であれ、オーダーメイドのお花であれ、一つ一つの作品にはコンセプトやお客様の想いをお届けしたい、といった希望が込められています。
Sakaseruを立ち上げた最初の月は、数個のお花が贈られるだけの、とても小さなサービスでした。
今では、皆さまのお陰で、多い時には月に数千のお花をお届けするまでにサービスは成長しました。
しかし、どれだけお花をお届けする量が増えたとしても、心を込めて丁寧にお花を束ねる事には一切変わりがありません。
むしろ、多くのお花をご用命頂くことによって、どの様なデザインが好まれ、どの様なお花の可能性があるのか。
より一層作品のクオリティが上がり、洗練されています。
それら全てを教えて頂いたのは紛れもなく、サービスをご利用頂ける皆さま一人ひとりのお陰です。
そして、お花の流通量の増加と共に、お花を育てられる農家の方や流通に関わる市場の方も大変嬉しい事ですし、少しずつお花業界にも良い変化が起きていることを実感しています。
価値ある物を皆さまに提供させて頂き、その結果業界自体も良くなっていく。
こういった素晴らしい循環をSakaseruを通じて体感出来る事が、大変幸せな事です。
お客様、フラワーデザイナー、そして一緒に働く仲間には大変感謝をしています。
この場を借りて、皆さまへのお礼をお伝えさせて頂きました。
これからも全てのお花を丁寧に、心を込めて束ねさせて頂きますので、来年からも何卒よろしくお願い致します。
どうぞ、良いお年をお迎え下さい。
株式会社Sakaseru
代表取締役
小尾 龍太郎
SNSでシェア
関連するコラムを読む
お花とテクノロジーについて
初めての人にも優しいサービスでありたい理由
お花を贈る時に知って頂きたいことをまとめました
私たちが胡蝶蘭アレンジを販売する理由
お花の「配送」と「配達」の違いについて 〜お花の配送の歴史から メリット・デメリットまでご紹介します〜
【応募を締め切りました】運営メンバーを募集しています!
お花の指定をすると、なぜ予算が上がるのか
2021年も大変お世話になりました。お礼と年末のご挨拶。
Sakaseruの商品への想いとお礼
Sakaseruは応援する人を応援します。
花言葉を簡単に検索できるツールを作りました。
漫画「トリリオンゲーム」の花事業監修をさせて頂きました。
コロナを乗り越える為にやっていること。気付いたこと。
お花を寄付したら 小学生の皆さんからお手紙を頂きました。
サービスの価値はお客様が作って下さる事について
作品事例数が5,000件を超えました。
フラスタ本にSakaseruを紹介頂いて感動した話
5年間応援下さり、ありがとうございます。
推すことと、推されること
「“推し”への気持ちに寄り添えるのか」 迷いから始まるWEBデザイン
みんなでSakaseru開発者インタビュー「"推し"に想いを贈るサービスから見える、 エンジニアとしてのねがい」
セカンドライフフラワー アーティストインタビュー 「日常にあるものでも“心地よさ”は伝えられる」
僕たちは、なぜ花を贈るのか
来たるべき花贈りのために
お客様から頂戴しました、セカンドライフフラワーの優しい花
お花屋さんが投資家の方から質問されたことと、その回答
皆さまのお陰でクラウドファンディングの目標を達成出来ました!
皆さまが大変な状況の中、応援して下さり、ありがとうございます。
#こんなときだからこそお花見を「おうち花見」クラウドファンディングを開始します!
セカンドライフフラワーをはじめます。
コロナウイルスの騒動で失ったものと、得たもの
なぜSakaseruは、お花屋さんの名前を出すのか
2019年も本当にありがとうございました。
2019年も本当にありがとうございました。
twitterで感じたコミュニティの優しさ
4年間応援して下さり、ありがとうございます。 -Sakaseruができあがるまでをご紹介します-
台風の時に頂戴しました、お客様の温かい声
Sakaseruチームの仕事をご紹介します
なぜ花屋が演者様にインタビューさせて頂いたのか
僕たちはファンの想いをどの様に受け止めているのか
花を最後まで楽しんでいただきたいSakaseruの想い
Sakaseruに込められた8万の言葉
最高の花を気軽にお届けするために。
海外の方からの嬉しいオーダー
はじめての方にも優しい花屋であるために
お客様の想いを形に出来る花屋の喜びについて
Sakaseruが花をインターネットで販売する理由
Sakaseruスタッフはなぜ観劇するのか?