2020年04月22日
こんにちは。
Sakaseru代表の小尾です。
2020年4月22日 0時29分、おうち花見セットのクラウドファンディング、無事120万円の目標達成を致しました!
普段、ご公演やライブにお花を届けて下さるお客様。
大切なお取引様にお花を届けて下さるお客様。
大切な方にお花を届けて下さるお客様。
ご支援頂いた全てのお客様、そしてtwitterやコラムへあたたかいお言葉を下さった全てのお客様に、お礼を申し上げます。
いつもSakaseruをご利用頂いている上に、この度のご支援、応援、本当にありがとうございます。
お客様の親族やお知り合いに声をかけて下さった方から、twitterで都度シェアして下さる方まで、僕たちの知りうる範囲の中で、その全てのご支援、応援の想いを受け止めております。
素敵なお客様にSakaseruが支えられていることを誇りに思います。
こちらのコラムを書かせて頂いている時点での総支援額は1,238,000円となりました。
大変ありがたいことです。
今回はSakaseruとして初めてのクラウドファンディングの挑戦でしたので、皆さまのご支援の上達成出来たこれまでの軌跡と、今回生み出すことの出来た利益の用途について、ご紹介させて下さい。
2020年3月17日、コロナウイルスへの危機感が、明らかに顕在化した頃、Sakaseruの投資家と花業界の危機について話し合っていました。花業界は行き場のない花が破棄の危機にあり、僕たちは自粛によって毎年恒例の花見が出来ない。Sakaseruとして何が出来るのか。丁度、Sakaseruの投資家の投資先に、ビールのベンチャー企業が居るとのことで、早速繋いで頂きました。
クラウドファンディングのプラットフォームは、色々ありますが、今回の趣旨に一番合うのはREADYFORさんだ、ということで、決めました。
早速チームは組まれ、プロジェクト開始まで急ピッチで企画のアイディア出しから、実行の計画まで組んでいきました。
企画の中で一番大変だったのが、リターンの設定でした。
なぜなら、
お客様・ビール企業・フラワーデザイナー安井さん・Sakaseru。この4者が全員幸せになるリターンの設定が必要だったからです。
まず、お客様には出して頂いた金額以上の価値を提供する必要があります。
そして、残りの3者に関しては、少なくとも利益が出る状態にしないといけません。
クラウドファンディングで応援してもらってるにも関わらず、利益を出す必要があるのか?
と思われる方も、もしかしたらいらっしゃるかも知れません。
僕個人の考えですが、利益は継続のために必要です。
もし、今回の取り組みの収支が0、或いはマイナスであった場合、次回以降同様の取り組みを行うことが出来ないからです。
大切な事は、今回一回限りのことにせず、お客様、そして業界のために、継続性のある取り組みにしていく事です。
リターンの金額の内訳は主に、READYFORさんへの支払手数料、ビール代、そして花代、フラワーデザイナー安井さんへのデザイン料になります。
手数料とビール代はある程度固定されていますので、お客様に手にとって頂ける現実的な価格から、差し引いて、計算をしました。お花は、ある程度は仕入れやボリュームで変動が効くからです。
ここで大事なのは、花がボリュームの変動が効くからといって、あまりに小さくならないようにすることでした。
届いた時にがっかりする体験を、お客様にして頂きたくないからです。
今回設定した金額は、上記色々考えた結果のギリギリのラインでした。
Sakaseruの損益分岐点を考えると、実は最初の目標金額は30万円よりもずっと高い金額が必要だったのも事実です。
最初の目標金額に関しては、READYFORさんの最低の目標金額30万円を設定しました。
今回は、破棄されてしまうお花を出来るだけ少なくすることと、ご自宅でのお花見をご提供することが目的です。
目標が達成されず、お花見セットを贈ることが出来ない。この状況だけは避ける必要がありましたので、目標金額は、最低価格を設定しました。
そして、Sakaseruのお客様、そして僕のお世話になる方々のお陰さまで、早々に最初の目標を達成することが出来ました。
お花の担当は、フラワーデザイナー安井さんにお願いすることにしました。安井さんは、個人でも花を身近に感じてもらう取り組み(投げ銭の花屋イベントなど)をされていて、普通のお花屋さんの感覚とは、良い意味でずれています。今回の取り組みにぴったりだと考え、早速LINEで通話をしました。
プロジェクトの目的に関しては、快く引き受けてくれるどころか、電話口で安井さんの、今回の状況に対しての熱い想いまで聞くことが出来ました。
お花の価格に関しても、お花を束ねて頂く金額としてはギリギリながらも、仕入れたお花で最高のアレンジメントを作って頂いています。
今回のプロジェクトで、実際に安井さんの花を拝見しましたが、Sakaseruからお支払いさせて頂く金額に対して、非常に豪華な作りになっています。
お支払いさせて頂く金額を凌駕するボリュームとクオリティで仕事をして下さっていることに対して、この様に答えてくださいました。
「金額はもはや飾りです!僕だけの企画でなく、目的はその先だと思ってます。」
ネクストゴールの120万円を達成できたことで、
約2300本の破棄されてしまうはずであったお花を、皆さまに楽しんで頂くことが出来ました。
例えば、入学式で使用されるお花で換算すると、約50校分になります。壇上で使われるお花は小さいものでも40〜50本程のお花を使用するからです。
この状況下でこれだけ沢山のお花をお届け出来たことは、全てご支援下さった皆さまのお陰です。
そして、2300本の花を生産されたお花の農家さん、農家さんに種を卸す種苗会社さん。花屋さんに花を卸す、仲卸さん。花に関わる人達が、皆さまのご支援のお陰さまで、大変助かっています。
花業界に限らず、公演やライブなどのエンタメ業界。飲食業界。ファッション業界。自分の身の回りだけでも大変な状況の方は大勢いらっしゃいますし、経営難の状況も日々耳に入ってきます。
Sakaseruが皆さまに支えて頂いた分、今度は僕たちに出来る事の中から、支援をしていきます。
今回のSakaseruの粗利は、¥125,000となりました。
ご支援頂いた皆さまの中には、花業界同様大変な状況の方もいらっしゃる中で、大変ありがたいことです。
ありがたく頂戴しました利益に関しましては、下がってしまった売上の補填をさせて頂く他に、現在開発中のプロダクトの開発費用、セカンドライフフラワーの一輪挿しの提供に掛かる費用に充てさせて頂きます。
コロナウイルスが収束した際に、また笑顔で花贈り出来る日に向け、より使いやすく、楽しいサービス開発運営をすることで、皆さまへの恩返しをさせて下さい。
改めまして、この度のクラウドファンディングにご支援頂いたお客様。応援の言葉をかけて下さったお客様。
本当にありがとうございます。
皆さまがご自宅でお花を愛でて頂く写真を拝見する度に、チーム一同感動をしています。
中には、セカンドライフフラワーの一輪挿しに花を挿して下さるお客様もいらっしゃいますし、しおれた花で、布を染めて下さるお客様までいらっしゃいます。
こんな時期だからこそ、目の前の小さな美しさに、皆さまのお陰さまで気づくことが出来ました。
おうち花見プロジェクトの終了まで後少し。
皆さまからのご支援、応援を糧に、未来のSakaseruをチーム一同作ってまいります。
いつも、ありがとうございます。
株式会社Sakaseru
代表取締役
小尾 龍太郎
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