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僕たちはファンの想いをどの様に受け止めているのか

僕たちはファンの想いをどの様に受け止めているのか

2019年08月10日

こんばんは。
Sakaseru代表の小尾です。

先日、Sakaseruチーム一同で、築地ブディストホールまで、公演スタントウーマンを観劇に行ってきました。
皆さまに舞台公演の面白さを教えて頂くようになってから、定期的に観劇に行っているのですが、毎度演者様の迫力、演劇の構成に圧倒されます。
本当に素敵な舞台でした。

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今度の10月で、Sakaseruが出来てから丸4年が経ちます。
起業してから2回ほど、会社の資金が底を尽きそうになったり、諦めようと思ったことも何度もあったのですが、ここまでサービスを続けられたのも、いつもサービスをご利用頂ける皆さまのお陰でございます。本当に、ありがとうございます。

今日はいつも大変お世話になっている皆さまのオーダーと想いを、僕たちがどの様に受け止めているのかご紹介させて下さい。

結論から述べますと
「ファン・オタクの気持ちを馬鹿にしない。」
これに尽きます。(少し強い表現で恐縮です。)

この様な想いに至るまでには、代表としての僕の原体験が大きいですので、僭越ながら、お話させて下さい。

僕は今も昔も人と話す事がとても苦手で、人前に出るのも嫌。誰とも接すること無く生きていきたいとずっと思ってきました。
昔はゲームばかりをしている人間で、より快適に遊べるパソコンを安価に手に入れるために、秋葉原に通ってパーツを買い、組み立て、自分の好きなゲームを作るために、プログラミングをしながら生きてきました。
コンピュータと対話している方が、人と対話するよりもずっと幸せだったからです。

ゲームオタクであり、パソコンオタクでもありました。
髪は伸び放題ですし、服装も全く気にせず、「君は完全にアキバ系だ」と言われるまでその事すら認識出来ない程でした。

当時、接客のアルバイトの応募をしても、採用担当の方と会った瞬間に「だめだこりゃ」と表情で語られ、ことごとく不採用が続きました。

そんなどうしようもない僕を拾ってくれたのが、ドワンゴという会社でした。
他に行き場所もなく、ガラケーのアプリを趣味でひたすら作っていた僕の事の存在意義を認めてくれた会社でした。

当時のドワンゴはいわゆるオタクの集まりでした。
オンラインゲームで世界で5本の指に入る人。
メイドさんが大好きな人。
2chの主。
多種多様なオタクの集まりでした。

夜遅くまで趣味の時間に充てる人が多かったので、出社も昼過ぎ。
出社したかと思うと、メイド喫茶に行って、そのまま帰ってこない人もいました。
(ちなみにその方はゲームプログラミングの世界ではトップレベルの世界的エンジニアです。)
そんな中、僕はこんなゲームを作っていました。



エンジニア時代に作っていたゲーム



いわゆる育成ゲームです。
※当時の紹介記事です。https://ascii.jp/elem/000/000/081/81711/

同人誌で有名な作家さんに画を描いてもらい、その界隈の方に楽しんで頂きました。
作っていた僕も、本当に楽しい時間でした。

久々に会う数少ない友人に、「こんなゲーム作ったんだ」と自慢気に話すと、「そうなんだ。。」と、残念だな、という表情で言われた時に、

確かに、胸も大きい女性のイラストで、とてもオタクっぽいのは分かっていることだけど、
「自分の好きで信じていた物が否定されるのは、辛いことなんだな。」

ということを知りました。
これが、冒頭の想いの原点です。

他者・社会一般から見れば、少し外れた趣味であったり、揶揄されるようなことであっても、それを好きになる人の気持は大事にしないといけないのだな、と身を持って知ることが出来ました。

その後も、ニコニコ動画の立ち上げの開発に携わらさせて頂いたりしたのですが、そこで文化そのものを作るのは、オタクの人たちでした。
アイマスのMAD動画でPerfumeさんが人気になった時には、まさに熱狂をしました。
MAD動画を作る職人さんに敬意を払いましたし、アイマス、Perfumeさんにも同様の敬意を払いました。



それから10年以上経ち、不思議な巡り合わせで、今はファンの皆さんのお花を贈らせて頂く仕事をさせて頂いています。
当時の出来事があったからこそ、皆さんの好きな事は、たとえ理解が出来なかったとしても、出来るだけ知る努力をすることが出来ます。
何故なら、自分自身がその想いを理解できるからです。

長くなりましたが、今回は、僕たちがファンの皆さまの想いをどの様に受け止めているのか、ご紹介させて頂きました。

いつも大切な想いをSakaseruに託してくださり、ありがとうございます。

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