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Sakaseruが花をインターネットで販売する理由

Sakaseruが花をインターネットで販売する理由

2019年03月04日

こんにちは。
Sakaseru代表の小尾です。

春の陽気がやってきたと思ったら、また寒くなりましたね。
まさに三寒四温。
冬の残りを楽しんで参ります。

今回のタイトルにもなっている
「Sakaseruが花をインターネットで販売する理由」は、

お客様が気軽に想いを込められる仕組みを提供するため
花屋がいきいきと働ける仕組みを提供するため
この2つが主な理由です。

ここに辿り着くまでには花屋の原体験があります。

Sakaseruは、元々六本木の小さな花屋からスタートしました。
気軽に花を手に取ってほしい想いから、僕たちの身近なキッチンをコンセプトに「フラワーキッチン」と花屋の名前をつけました。



営んでいた花屋



店のあった(既に閉店してしまいました。)六本木と聞くと、立地に恵まれ商売も上手く行きそう、と思われるかもしれませんが、現実は厳しく一日一人もお客様がいらっしゃらない日も珍しくありませんでした。

街頭で一輪のガーベラと呼ばれるお花を配ったり、インターネットで無料の花を配ったりしましたが、どれも上手く行かず、毎月大きな赤字を生む店舗でした。

お客様が気軽に想いを込められる仕組みを提供する理由
たまにいらっしゃるお客様は、
「とりあえず送別会に3千円の花を下さい。」
「会社の移転に伴う胡蝶蘭をとりあえず3万円で用意して下さい。」
この様な「とりあえず」の購入が主流でした。

売上の厳しかった店舗ですから、この様なご注文は非常にありがたかったのですが、「とりあえず」買われる商品は、他でも代替えが効くものです。
露骨な表現をすれば、花である必要はないですし、花であればうちの店舗でなくても良いはずです。

「とりあえず」の需要が多い中、ある時、こんなお客様が来店下さいました。

店前を気恥ずかしそうにうろうろ歩きながら、ようやくお店に入ったかと思うと、
「これからプロポーズをしに行くので、彼女の好きな淡いピンクのお花を、彼女の雰囲気に合わせて上品に作って下さい。」とご注文下さいました。
この様なオーダーは花屋としても気合が入りますし、何としてでもプロポーズが上手くいくように、心をこめて花を束ねます。

束ねられた花は美しく、まさにお客様の想いが花に表現された、たった一つの作品でした。

この時ふと気づきました。
花は、お客様の想いを込めることによって「オンリーワンの贈り物」になると。

この様な「体験」自体をより多くのお客様に提供すると決めました。

このエピソードは一見素敵に見えますが、お客様の注文のハードルは非常に高いはずです。
そもそも入り慣れていなく、買い慣れていない花屋に入らなければいけない。
頑張って入った花屋。周囲にお客様がいる中で、大切な人の特徴や好きな物事を伝える。自分が相手のことをどれだけ想っているかを伝える。
その後、花屋が花を束ねる間の10分間程、その店舗に居続けなければいけない。

強いハートを持った方か、覚悟を決めた方以外は、中々出来ることではありませんよね。
それが当たり前の文化であることが、花屋からすれば理想の世界なのですが、現実は異なります。

しかし、インターネットであれば、より気軽にその想いを伝えることが出来ます。
入り慣れない花屋に入る代わりに、URLにアクセスする。
周囲のお客様の目を気にすること無く想いを伝えられますし、花が出来上がるまでその場でじっと待っている必要もありません。

Sakaseruには「ヒアリングシート」と「チャット」の機能があります。
ヒアリングシートには、お届け先様への想いを綴って頂くことが出来ます。
チャットは、ヒアリングシートで書ききれなかった想い・言葉を直接花屋に伝えることが出来ます。

想いを込めて花を贈る。これは、
プロポーズの花であれ、法人様の花であれ、公演やライブに伴う演者様への花であれ、花贈り全てに共通する事だと確信しています。



想いの込められた花々



ですから、Sakaseruは「想いを伝えるツール」としてインターネットを選択しました。
そして、それを実現できるのが、フラワーデザイナーと呼ばれる花屋達です。

花屋がいきいきと働ける仕組みを提供する理由
六本木の店舗で花を販売した後、そのお客様からお礼の言葉を言われることは皆無でした。それはそうですよね。花を贈った後に、わざわざ再度来店して花屋と話したいのは、余程の感動があったか、或いは花自体に大きな不備があった時です。

定期的に花を納品していたり、地元の方に買いに来て頂ける場合は別ですが、少なくとも僕の店舗は異なりました。

今、Sakaseruはチャットの仕組みのお蔭で、花の配送完了連絡を差し上げると、約7割以上の方がお礼のメッセージをして下さいます。
「想いが花に表現されて嬉しい!」
「想像以上の花が贈られて嬉しい!」
これは花屋冥利に尽きます。
インターネットのお蔭で、時間や場所にとらわれること無く、お客様も気軽にお礼のメッセージを送信することが出来ます。

花の仕入れの部分でも助かることがあります。
路面店を営んでいた時、常に店舗に花を置いていました。出来るだけご注文には対応するべきですし、折角来店して下さったのに、花が少なかったりすれば、お客様はがっかりされてしまうでしょう。

花で満ちた店内はいい香りがしますし、言葉通り華やか。

しかし、雨や雪が降れば来店数はぐっと減ります。母の日や法人様の移転就任のシーズン以外は閑散期。
花はどれだけ頑張っても3日程度が保存の限界ですから、売れなかった花はゴミ箱に捨てられてしまいます。
食品のように冷凍できればどれだけ便利かと、何度も思いました。

販売がインターネットに変化することによって、販売の予測がつきます。
つまり、いつ・どれだけの花を仕入れれば良いか分かるのです。
ゴミ箱行きの花は無くなり、花を余すこと無く使うことが出来る。

自ら選びぬいた花を、一輪も無駄にすること無くお客様に提供出来るのは、本当に幸せなことです。

最後に
いかがでしたでしょうか。
今はインターネットが主流の時代ですから、趣味も事業もそれ抜きに考えることは難しいかと思います。
しかし、インターネットはあくまでも人が使う道具ですから、改めて「なぜ」Sakaseruがインターネットで花を販売するのか、僕自身の振り返りとしてご紹介させて頂きました。

ここまで読んで下さり、ありがとうございます。

是非、想いを込めて花を贈ってみませんか?

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