Interview
Interview
鬱蒼とした森を思わせる、深い色合いと奥行きのこちらのお花。同じ演者さま宛のお花をもう一つ、計二度Sakaseruへご依頼頂いた、リピーターのお客さまからオーダー頂きました。 また、いつもSakaseruのTwitterをご覧になっていらっしゃるとのこと、オーダー後には、SakaseruHP上やTwitterでのご掲載を大変に喜んで頂けました。やり取りの中でも、フラワーデザイナー森の作品に惚れ込んで下さり、お花に対して非常に想いの伝わる方でしたので、この機会に、とインタビューをお願いさせて頂きました。
応援している役者さんがいるんですが、その方が次に舞台に出る時はお花を贈りたいな〜と漠然と考えていた時に、TwitterでSakaseruさんのアカウントを見掛けました。画像一覧を見て今後贈る時の参考にしようぐらいに思っていたのですが、載せられている写真がどれも素敵だったこと、そして「デザイナーに贈りたい花のイメージを伝えるだけでOK!」といったニュアンスのツイートやその他キャッチコピーを見て何ここ面白そう!ここに頼んでみたい!と興味をそそられたのがきっかけです。同じ頃、その役者さんが作・演出を担当される舞台で発表されたフライヤーデザインが素敵だった事もあり、そのまま半ば好奇心でオーダーに至りました。
フルオーダーといえば今まで見たどのお花屋さんでも「1万円〜」「詳しくはお電話で」というイメージがあり結構身構えていたので、オーダー手順を見た時にけっこう簡単に頼めちゃうんだ…ちゃんとイメージ伝わるかな?!という心配はありました。 ですがこれは覗いてみたサイト内容の手厚さ、特に「過去の事例」がその時のオーダー内容や価格と共に掲載されていたのを見てすぐに解消されました。それぞれのデザイナーさんごとに得意分野の紹介も併せてまとめられていたのも大変わかりやすかったです。 ありがたいなと思ったのがオーダーシートで「基調にしたい色の指定」や「お花全体の大きさ」についても決める事ができたこと。大まかなオーダーでもイメージのズレはここで擦り合わせできると感じ、あとはもうこのデザイナーさんを信じて任せちゃえばいいんだ!と大船に乗った気持ちでいられました。
個人ではスタンドとアレンジ合わせて7回程です。初めて贈ったのは約2年前にアレンジメントを。そのお相手の俳優さんを好きになったばかりの公演で、「チケットを取る」「舞台を見に行く」「手紙を書く」以外にももっと何かしたい!という衝動からでした。 本当はプレゼントだけのつもりだったんですけど、どんなものがいいかも喜んでもらえるのかも全然わからなくて…それならいっそ自分の記念にもなるようなものを贈ろうとお祝い花を選びました。そんなに大きなものではなかったんですが、会場内で自分のお花を見つけた時は何だか誇らしくて、ロビーを遠回りして何度も見に行ってしまったのが懐かしいです(笑)
公演が楽しみで仕方ないのでお花を選んでる、というところは初めての時から全然変わってないです。でも今応援している役者さんへ何度かお花を贈るようになって、 "お花を贈りたいと思うファンがここにいるよ〜!"という事がわかってもらえたらもうそれでいいなと思うようになってきました。 伝えたい事は…例えば、お手紙に書くには少し重たい「頑張って」も、言葉では伝え切れない「いつもありがとう」も、きっとお花ならそこに"ある"だけで、見た人が受け取ったそのまま、こちらの伝えたい事の本当に純粋な"気持ち"の部分だけまっすぐ届けてくれそうな気がしてるんです。だから、お相手にはただロビーで見つけてもらえたら、「おっ俺の花あるんだ」ってちょっとでも笑ってもらえたら、もうそれだけで自分は大きくガッツポーズが出来ちゃいます。
SakaseruさんはTwitterでお花の紹介をされていますが、流して見ていた時に「わ、このお花いいな」と思わず目が止まる、惹かれるようなお花があり、それが毎回森さんの手がけた作品でした。 森さんのお花は独創的でお洒落で、何よりかっこいい!普通のお花屋さんの店頭ではまずお目にかかれないような、不思議な形のお花を使っていたり、ミステリアスな雰囲気が魅力的です。先の質問の答えにも重なりますが、舞台のお祝い花において"目を引く"という事は大事にしたかったんです。それだけお花の力を借りて応援したい役者さんのお名前を見てもらう回数も増えるのではと思っていて。森さんの手掛けた作品を拝見して、きっとこの方ならどんなに小さな機会でも、誰かの目に止まるような特別なものを仕上げてくれると感じました。
前回のアレンジではフライヤーデザインの色味や雰囲気と、そして歯車のモチーフから連想した「時計草」です。お相手の俳優さんは今回出演はされず、作・演出を担当されていたので「静かに出演者の方々を見守るような」というオーダー通り控えめながらも、自分の提案した時計草を使っていただいて蔓の絡んだ遊び心のある仕上がりになっていて大変お気に入りです。
今回のスタンドでは彼のお衣装のデザインの青色をメインに、三国志でも有名な"曹操"という人物を演じるので「天下を狙いそれを成し遂げる男に相応しいお花を!」と力強さにこだわりました。大きな紫陽花の美しい、ぞわっと生い茂る夜の森の木々を彷彿とさせる壮大なデザインにしていただけて、お衣装の姿にもよく似合っていて最高でした(奇しくも青の紫陽花の花言葉が役柄にドンピシャで、森さんはいったいどこまでご存知だったの?!と驚いてしまいました…笑)。
もう飛び上がるぐらいに嬉しかったです!「最高の気分で初日を迎えられます!」というツイートだけで十分だったんですが、今回初めて立て札にサインまでいただき、実物を見た時は泣きそうになりました。観劇後の面会時にも直接お礼を伝えてくださって…彼が劇中のマクベスという作品に登場する森に例えて「バーナムの森みたいだと思った!超かっこいい!」と大変喜んでくださってるお姿を見て、今度は我慢できずに泣いてしまいました(笑) お花も舞台が終われば回収されてしまいますが、ツイートや写真に残していただけると「あれって夢じゃなかったんだな…」なんて実感が湧いてきて、本編を観た感動と同じぐらい大切な思い出になりました。
お花を見た途端「自分はなんていいお花屋さんと出会えたんだろう!」と口に出してました(笑)家族にも写真を見せて自慢してしまったほどです。スタンドのお花のほうは出すかどうかさえ直前まで迷っていたのですが、森さんにだったらまた頼んでみたい、という気持ちがあり強引に決めました。「季節柄どうしても青色のお花が少ないので色に幅を見て欲しい」というお話を伺っていたので多少心配もあったのですが、時間もない中あんなに素晴らしいものを仕上げていただけて森さんには本当に感謝してます。 メールでやり取りして下さった事務の方もあたたかく、立て札の件など一緒に喜んでくださったりと、とても嬉しかったです。Sakaseruさんとの出会いがなかったらどちらの舞台にもお花を出すことさえ出来なかったかもしれません。次の機会にはぜひまたそのお力を貸していただきたいです!
お花の持つ力や、お花を贈った時のわくわく感、そんなお気持ちが、大変率直に伝わって来るインタビューでした。こちらのインタビューを読めばきっと多くの方が「花贈り」の良さを感じて頂けるのではないでしょうか。 また花の出来上がりだけでなく、スタッフへのお言葉まで頂戴し、読んでいるスタッフがとても嬉しく、暖かい気持ちになりました…! お忙しい中、インタビューにお答え頂き、本当にありがとうございます。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
こちらの素敵なお花はTwitterでもご紹介頂きました。
お花ありがとうございます!
— 浮谷泰史 (@AshiTaishi) 2018年9月19日
大好きな青。
そして今回演じる曹操のイメージカラーでもある青。
最高の気分で初日を迎えられます!
全身全霊の芝居で応えたいと思います!#ガラ劇 #初日 #飛翔将軍 #池袋演劇祭 pic.twitter.com/wEkD1v6WHi
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私の愛とエールが伝わっていたら嬉しいです!
お花を喜んでくれるのを知ってから、見方がガラッと変わりました。
会場にいる皆でお花を共有できるのが面白いと思います
明確な言葉にしなくても応援の気持ちが伝わって良いな、と思います。
私たちがもらっている“癒やし”をファン側からもあげられたら
応援もそうですが、感謝を伝える意味でもお花を贈っています。
企画に参加してくれる人にも楽しんでもらいたい
祖母も私も、お花で少し変わりました。
なぜ私は普段、お花を飾らないのだろう?
"お花贈り"が病みつきになったんです
「今日も頑張ろう」という力をあげられたらいいな
一滴でも応援している役者さんのためになるかもしれない
ファイト!という気持ちと、感謝を。
こちらばかりが幸せを貰っているので、少しでも幸せを共有できれば
言葉では表せない『想いを伝える特別な力』
気に入った部分…あえて言うなら全部です。
お花だけでこんなに表現ができるんだ
味方がいる、ということがふたりが歌い続ける自信に繋がったら
花を贈ることで励みになれば
ロビーが広かったので、ぜひお花で埋めてあげたいな。と思いました
いつも「ありがとうを届けたい」と思いながら
7周年の節目に形として残るお花を贈ろう
想いを一言で表すなら『感謝』です。
今でも、写真を見てはその日のことを思い出しています
もっと応援したい、少しでも力になりたい
パワーを貰う恩返しをする。
人と人との繋がり、絆、色々な方への感謝の気持ち
どうせやるなら面白いことがやりたい
イベントで推しに輝いて欲しかった
本当に舞台のイメージに合ったお花になりました。
初めてお花を見て泣きそうになりました
一目見ただけで、ファンからの応援であることが伝わる
「お花を贈ることも含めて毎回全力で」
お花の持つ「便箋には語れない言葉」
お花をみて応援してる人間がいると知ってもらえたら
私たちの代わりにお花に出席してもらう
いつまでも7人の絆を大切にして欲しい
毎回想像を超えるすごさの花で感動する。
自分と相手にとって、素敵なものに
作品に関わる方々が見ても楽しんで頂きたい